Product 014 スゴ3D文字
今まで人類が使ってきた2次元の文字
から、3次元の文字に進化させました
(世界初)
3次元化した「花」
スゴ3D文字(仮称)とは
文字という物は、一般的には書籍などの印刷物に用いられているように
2次元(平面)の形状を持っていることになっている。
この「2次元の形状」という制限を取り払ったらどうなるのか、
ここでは文字の新しい形態である「スゴ3D文字(仮称)」を提案する。
一般的な2次元の文字は印刷物などに用いられているが、これについてまとめてみると、
1. 平面(紙面)に印刷されている(ので、2次元の形状を持つ)
2. 平面なので、どの方向から見ても基本的には同じ形状に見える。
3. 文字は直線・曲線で構成されていて、ほぼ同じ太さであることが多い。
4. 文字と隣の文字は明確に離れていることが多い。
5. 色は単色(ひとつの文字ではどの部分も同じ色)であることが多い。
6. 印刷物で文章を構成する文字は、ほぼ同一の大きさ・太さ・デザイン・色であることが多い。
文字の立体化(3D化)については、現在までに以下の2つの手法が知られている。
・平面文字に一定の厚さを持たせる手法
文字表現の効果、あるいは看板などの立体物の文字で、昔から広く使われてきた。
・見る方向(互いに垂直な3方向)によって、見える文字が異なる手法
謎めいた効果がある。
「ゲーデル・エッシャー・バッハ」表紙より
ここで提案する「3D文字」は、上記の2つの手法とは異なる、まったく新しい文字の形態である。
基本的には、上記の2次元の文字の縛りのうち 1.と 2.をはずしたものになる。
1. ある特定の方向から見る(2次元に射影する)と、2次元の文字に見える。
2. それ以外の方向から見る(2次元に射影する)と、まったく別の形状に見える。
3. 直円柱・曲円柱で構成されていて、基本的にはほぼ同じ太さである。
4. 文字と隣の文字は明確に離れている。
5. 各文字は、ほぼ同一の大きさ・太さ・デザイン・色である。
ストーリー1
文字たちの真実の姿
本のページに人の顔が並んでいるとしましょう。
同じ大きさ、皆こちら向きで整列しています。
この顔たちは皆2次元に見えますが、
その実体は3次元です。もちろん。
2次元の紙面に印刷したから2次元になっているのです。
あなたがいつも読む本に印刷されている文字。
これも実は同じことなのです。(という設定)
文字たちも実体は3次元なのです。(という設定)
2次元の紙面に印刷したから2次元になっているのです。
それでは、その文字たちの何千年も前からの真実の姿、3次元の姿をご紹介しましょう。。。。
ストーリー2
象形文字からの進化
ご存知の通り、(いくつかの) 文字は象形文字から始まって進化したものです。
象形文字は、私達の周りに実際にある物たちを絵(2次元)に描くところから始まりました。
それに意味を与え、音を与え、絵柄の簡略化を進めて、今の文字になってきたのです。
ですから、
実体(3次元)→絵(2次元)→象形文字→文字
という道筋をたどったわけです。
まず最初に「実体(3次元)」を「絵(2次元)」に変換したわけですが、これは良い手でした。
作業は容易、絵にすればコンパクト、誰にも見るのは簡単、、、、。
道具として粘土板・葉・骨片・木片などを使って2次元化したのです。
これらの道具はその当時に調達できるものでした。
実体を「絵(2次元)」にするのではなく、3次元で表現しようとすれば
粘土細工や彫刻などの道具を使うしかなく、この作業は容易とは言えません。
しかし、その当時に3次元CADがあったとしたならばその作業は容易なので(という設定)
文字の進化は
実体(3次元)→3Dモデル(3次元)→
3D象形文字→3D文字→2Dへ射影
という道筋をたどったかもしれません。
そのような世界の人々が使っている「3D文字」をご紹介しましょう。。。。
ストーリー3
文字たちの世界
あなたは本を読むでしょう。
本のページには文字(2次元の)が並んでいます。
その文字を順に読んでゆくのです。
でも、あなたはその文字たちが本当は3Dなのを知っています。
ページに現れているのは、その文字たちを正面方向から見た姿。きちんとすましてならんでいます。
でも、文字たちの3次元の実体は、そのページの向こう側にいるのです。
私達は、その文字たちの実体をページの上から覗き込んで眺めているのです。
そして、本を閉じると。。。。
たくさんのページの文字たちは、誰にも見られていないことを確かめて、
もう今日のステージは終わったということを確かめて、
それぞれのページの下で、勝手に好きなことを始めるのです。
身体を伸ばしたり、隣の文字と話したり、動き回ったり、、、。
そんなことができるのも、文字たちの実体が3次元だからなのです。。。。
スゴ3D文字 開発計画
以下のような構想のもとに、開発製品化を計画している
◆文字種
・アルファベット・数字
・ひらがな・カタカナ
・漢字
・ハングル・アラビア文字・東南アジア各国文字
◆字体
・ゴシック体
・明朝体
・筆記体(続け文字)
・筆文字(「払い」等のカスレの3D表現)
・草書体
・象形文字
◆表現形式
・3Dデータ
・静止画像
・動画像(見る向きを動かす)
・ジングル動画(タイトルやロゴなどの短い動画)
・3Dプリンタ出力
・大理石彫刻・金属切削製品
◆製品化
・出品物、出展物
・アクセサリ(イニシャルなど)、置物
・屋外彫刻
・企業ロゴ
・短い詩、警句、標語など
・本を1冊まるごと(聖書とか)
◆制作形式
・3Dモデリングソフトによる制作
・すべての3D形状を数式で記述することによる制作
・3次元筆システムによるリアルタイム制作
◆発展型
・色表現を加える
・縛りの制限をさらにはずす
・変形動き表現を加える
・3D文字たちが活躍するストーリーの映画